【2026年版】星空・天体撮影におすすめのレンズ

【2026年版】星空・天体撮影におすすめのレンズ
公開: 2024年6月15日|更新: 2026年3月7日
「満天の星空を写真に収めたい」 星空撮影に必要な明るい広角レンズを紹介します。
天の川 撮影 レンズなど、星空撮影ではF2.8以下の明るい広角レンズが必要です。 14mm 星空撮影で、肉眼では見えない星まで写し出せます。
都会では見えない満天の星空、天の川のアーチ、流れ星の軌跡... 夜空には昼間とは違う美しさが広がっています。 スマホでは絶対に撮れない、一眼ならではの領域がここにあります。
山や海、キャンプ場など、空の暗い場所に出かけたとき、 その感動を写真に残せたら最高ですよね。 星空撮影は少し特殊ですが、コツを掴めば誰でも撮れるようになります。 明るい広角レンズを手に、星空撮影の世界へ踏み出してみましょう。
星空撮影に必要なレンズの条件
星空撮影の3つの条件
- 明るさ(F値)が重要: F1.4 星空撮影ならF2.8以下、できればF1.4〜F2.0
- 星景写真 広角であること: 14-24mm程度が定番
- 点像再現性: コマ収差 レンズ選びで星が点に写る光学性能を重視
星空撮影は他のジャンルと比べて、レンズに求められる性能が独特です。 日中の風景撮影ならF4でも十分ですが、星空ではF2.8でも暗いと感じることも。 「明るければ明るいほど良い」という場面は、写真撮影では珍しいですよね。
なぜ明るいレンズが必要?
星空撮影では長時間露光をしますが、地球は自転しているため、 露光時間が長すぎると星が流れてしまいます。 露光時間を延ばせないなら、その分レンズを明るくするしかありません。
500ルール: 500 ÷ 焦点距離 = 星が流れない最大秒数
- 14mm → 約35秒
- 24mm → 約20秒
- 35mm → 約14秒
この制限内で十分な光を取り込むには、明るいレンズが必要です。 例えば24mmで撮影する場合、20秒以内に収めないと星が線になってしまいます。 F1.4のレンズはF2.8の2倍の光を取り込めるので、ISO感度を抑えてノイズの少ない クリアな星空写真が撮れるようになります。
点像再現性とは
星空撮影では「星が点として写るか」が重要です。 安価なレンズでは、画面の周辺部で星が歪んで写ることがあります。 これを「サジタルコマフレア」といい、星が鳥の羽根のような形に広がります。
最新の高性能広角レンズは、この収差を徹底的に抑えた設計。 画面の隅まで星がきれいな点として写ります。 レンズを選ぶ際は、星空撮影での作例をチェックしてみてください。
14mm / 15mm 広角単焦点 - 天の川撮影の定番
天の川を大きく撮りたいなら、14-15mmクラスの超広角単焦点がおすすめ。 F1.4〜F1.8の明るさで、短い露光時間でも十分な光を取り込めます。
この焦点距離の魅力は、なんといってもダイナミックな星空表現。 天の川のアーチを画面いっぱいに収めたり、 地平線から空の頂上まで一度に写し込んだり、 「宇宙の広がり」を感じられる写真が撮れます。
500ルールで計算すると、14mmなら約35秒まで露光可能。 F1.4〜F1.8の明るさと合わせて、十分な光量を確保できます。 ISO3200程度に抑えられるので、ノイズの少ない美しい星空に。
一度この焦点距離で天の川を撮ると、その迫力に感動しますよ。 「こんな星空が撮れるの!?」という驚きがあるはずです。
このレンズが向いているシーン
- 天の川の全景: アーチ状の天の川を大きく画面に収める
- 星景写真: 星空と地上の風景(山、海、建物)を一緒に
- 流星群: 広い範囲をカバーして流れ星を狙う
- オーロラ撮影: 広がりのあるオーロラを余すことなく
- パノラマ撮影の素材: 複数枚を合成して超広角表現
20mm / 24mm 広角単焦点 - 構図の自由度が高い
20-24mmは星空と風景のバランスが取りやすい焦点距離。 構図の自由度が高く、様々なシーンに対応できます。
14mmほど広角ではないものの、その分「地上の風景」を しっかり画面に入れられるのがこの焦点距離の魅力。 山のシルエット、木立、建物など、前景を印象的に配置した 星景写真を撮りたい方に向いています。
「星空だけ」より「星空のある風景」を撮りたい方は、 この焦点距離域を検討してみてください。 星空と地上のバランスが絶妙で、構図を作りやすいですよ。
また、日中の風景撮影や街スナップにも使いやすい画角なので、 「星空専用」にならず、普段使いにも活躍します。 24mmは各メーカーから手頃な価格のレンズが出ているので、 星空撮影を始めるならまずここからという選択もおすすめです。
このレンズが向いているシーン
- 星景写真: 前景(山、木、建物)を入れた構図
- タイムラプス: 星の軌跡を撮影
- オーロラ撮影: 広い範囲をカバー
- 日中の風景撮影: 星空以外にも幅広く活躍
- 旅行カメラ: 1本で星空も日中もカバー
14-24mm F2.8 - 星空撮影の定番ズーム
14-24mm F2.8は風景撮影の定番であり、星空撮影でも活躍します。 ズームの利便性を活かして、様々な構図を試せます。
「14mmで撮ってみたけど、もう少し狭く切り取りたい」 「24mmで撮ったけど、やっぱりもっと広く入れたい」 そんな現場での迷いを、ズームレンズなら即座に解決できます。 星空撮影は暗い中での作業なので、レンズ交換は避けたいところ。 ズーム1本で済ませられるのは大きなメリットです。
大三元ズームと呼ばれるこのクラスのレンズは、 各メーカーが技術の粋を集めて作っています。 周辺までの高い解像力、コマ収差の抑制、 星空撮影にも十分な光学性能を持っています。
このレンズのメリット
- 構図の自由度: 焦点距離を変えて構図を調整。現場で試行錯誤できる
- 日中の風景撮影にも: 星空以外でも使える万能レンズ
- F2.8の明るさ: 星空撮影に十分な明るさを確保
- レンズ交換不要: 暗い撮影現場でも1本で対応
- 高い光学性能: 周辺まで星が点に写る設計
注意点
単焦点F1.4と比べると1〜2段暗いため、ISO感度を上げる必要があります。 F1.4がISO1600で撮れるシーンで、F2.8ならISO6400が必要になることも。 ただし、最新のカメラは高感度性能が向上しているので、 ISO6400程度なら十分実用的な画質で撮影できます。
35mm 単焦点 - 星景写真の名玉
35mm F1.4は星空と風景のバランスが絶妙な焦点距離。 F1.4の明るさで、短い露光時間でも明るく撮影できます。
「超広角ほど広くなくていい」「もう少し前景を大きく入れたい」 そんな方には35mmがぴったり。人間の視野に近い自然な画角で、 星空と風景を「見たまま」に近い感覚で撮影できます。
35mmの魅力は、なんといってもその汎用性の高さ。 星空撮影だけでなく、日中の風景、スナップ、ポートレートまで、 これ1本で幅広いシーンに対応できます。 「星空用に買ったけど、普段も使える」という安心感がありますね。
500ルールでは約14秒まで露光可能。超広角よりシビアですが、 F1.4の明るさでカバーできます。ISO感度を抑えながら 低ノイズの美しい星景写真が撮れますよ。
天の川全体を入れるというよりは、天の川の一部と 印象的な前景を組み合わせる構図に向いています。
このレンズが向いているシーン
- 星景写真: 前景を大きく入れた構図
- 天の川の一部: 天の川の中心部をクローズアップ
- 風景写真との兼用: 日中の撮影にも使いやすい
- 夜景スナップ: 街の夜景と星空を絡めて
- 月と風景: 月の出や月没を風景と一緒に
よくある質問
14-24mmクラスのF1.4〜F2.8広角レンズがおすすめです。
星空撮影には明るい広角レンズが必要です。 天の川を大きく撮りたいなら14-15mm F1.4〜F1.8、 構図の自由度を求めるなら14-24mm F2.8ズームがおすすめ。
各メーカーの星空向けおすすめレンズは、 このページのレンズ一覧で確認できます。
三脚を使うので不要ですが、あると便利です。
星空撮影は基本的に三脚で行うため、手ブレ補正は必須ではありません。 10秒以上の露光中はカメラは完全に静止していますからね。 ただし、以下のシーンでは便利です:
- 構図を決める際のライブビュー確認(暗い中で液晶を見ながら)
- 日中の風景撮影との兼用
- 星景撮影の前後のスナップ
- 撮影地までのアクセス中の手持ち撮影
レンズを選ぶ際に「手ブレ補正がないから」という理由で 候補から外す必要はありませんが、あると活用の幅は広がります。
出目金レンズでなければ使えます。
前玉が飛び出した「出目金」タイプのレンズでは、 通常のねじ込み式フィルターは使えません。
光害カットフィルターを使うと、街明かりの影響を軽減できます。 最近は角型フィルターや後部フィルターに対応したレンズもあります。
レンズの性能によります。
安価なレンズでは、画面周辺で星が流れたり伸びたりする 「コマ収差」が発生することがあります。
最新の高性能レンズは、周辺まで星が点に写る設計になっています。 1段絞る(F1.4→F2.0)と改善されることもあります。
開放か1段絞りがおすすめです。
開放(最小F値)は最も明るいですが、周辺の画質が落ちることも。 1段絞る(F1.4→F2.0)と、画質と明るさのバランスが良くなります。
最新の高性能レンズは開放から高画質なので、 開放のまま撮影しても問題ありません。
なくても撮れますが、あると表現の幅が広がります。
赤道儀を使うと、星を追尾して長時間露光ができます。
- 赤道儀なし: 地上と星を一緒に撮影(星景写真)
- 赤道儀あり: 星だけを撮影、暗い星も写る(天体写真)
最初は赤道儀なしで星景写真から始めるのがおすすめです。
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